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八ツ場 希望探す住民 一度沈んだ「ダムの底」 狂った人生「いつまで」(産経新聞)

 政府が八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の建設中止を表明して3カ月が経過した。政府は平成22年度予算案にはダム本体工事を除く生活再建関連費を計上したが、57年かけて受け入れたダムの底に沈むという決断を一夜にして白紙にされた町では、住民らはいわれなき中傷を受け、先行きの見えない不安を抱えたまま新たな年を迎えようとしている。(森本充)

                   ◇

 「あれが無駄の象徴ですか」「まだ工事やっていたんですね」

 12月下旬の休日、八ツ場ダム広報センター「やんば館」(同町林)では、代替地建設現場を背景に、写真撮影に興じる観光客らの姿があった。

 前原誠司国土交通相が、八ツ場ダムの建設中止を明言したのは9月17日。激しい反対運動を経てダム建設を受け入れたにもかかわらず建設計画が白紙に戻される異常事態は、政権交代の象徴的な出来事として、日本中の注目を集めた。

 ▼中傷

 反響は「やんば館」にも表れた。9月以降、休日ともなると駐車場は満車状態が続き、他県ナンバーの車や観光バスの姿が目立つようになった。来館者は11月だけで2万9820人、昨年1年間の総数2万4647人を1カ月で超えた。

 ただ、地元住民の思いは複雑だ。水没予定地区の女性は「同情を示してくれるが、正確に理解している人は少ない」とため息をつく。

 理解されないだけならまだしも、長野原町役場や水没予定地区の川原湯温泉の旅館などには「地元はゴネているだけだ」といった中傷の電話が相次いでいる。

 川原湯温泉で旅館を経営する豊田拓司さん(57)は、妻から離婚届を突き付けられた。ダムに振り回される日々に嫌気がさしたのが理由という。

 それでも、「仲間がいて、今さら投げ出せない」。判を押すしかなく、20年以上連れ添った伴侶と別れることとなった。

 父はダムに最後まで反対だった。1枚の写真が旅館に残されている。父が屋根の上で反対のはちまきを巻いて叫ぶ姿だ。だが、闘争時代のものではない。脳卒中で倒れ、記憶があいまいになった後のものだ。

 「笑っちゃうでしょ。みんな人生がダムなんですよ」

 移転を前提にしてきた旅館は増改築もできず、雨漏りやすきま風に悩まされる状態。「いつまでこれが続くのか」。先が見えない不安が住民を追いつめる。

 川原湯温泉唯一の土産物店「お福」の店主、樋田ふさ子さん(80)は一昨年、先祖の墓を代替地に移した。ふさ子さんが結婚したのは昭和27年、ダム建設計画発表の年だ。反対、容認と振り回される日々もようやく落ち着いたところでの中止表明。ふさ子さんは「もう墓を掘り起こすときの思いを味わいたくない」とつぶやいた。

 ▼元日に願い

 住民らで作る「八ツ場ダム水没関係5地区連合対策委員会」は今月17日、前原国交相との意見交換に応じる方針を決めた。

 会合後、高山欣也町長は「拒否を続けると世論の反感を買う恐れもある」と漏らし、別の関係者は「いつまでもこのままだと前に進まない」と厳しい表情を見せた。

 温泉街の奥にある川原湯神社。75段の石段を上り切ると、街が望める境内がある。住民らは元日の朝、この場所に集まり、それぞれの願いをかけるという。

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